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翔子(…お、味方部の二人やん)
走りながら、視界の隅にさつきと稜を見つけた翔子は、横を走る九郎に声をかけた。
翔子「あー朝凪ちゃん、うちちょっと寄り道していくわ。」
九郎「は? 寄り道ですか?」
翔子「ん、すぐ向かうから先行っといて。あ、先に科学部行ってもええな。
御堂ちゃんと司木くんと合流できるかも知れへん」
九郎「わかりました。では科学部を経由して向かいましょう。
天羽さんもなるべく早くお願いします」
翔子「わかっとるって。ほな、また後でな」
そういって、翔子は別の方角へと向かった。
そこには先ほど見かけたさつきと稜が並んで歩いている。
翔子「おーい、お二人さーん!」
味方部部室に向かっていた二人は、声をかけられて立ち止まった。
さつき「天羽さん。ご無沙汰しています。」
稜「ども」
翔子「ほいほい」
さつき「…あれ? その格好は…」
翔子「ん、今から活動があるんよ」
さつき「そうだったんですか。…って、ええっ!?」
さつきが驚いて聞き返す。先ほどまで商店街で活動していたはず。
さつき「で、でも先ほどまで商店街で活動されてたんじゃ…」
それとも、あの活動はダミーか何かだったのか?
翔子「ん、それで終わりのはずやったんやけどな。追加活動や。」
さつき「そ、それで今度はどこを…」
と言って、敵の自分に教えてくれるわけがないと考え直す。
しかし、予想に反して翔子はあっけらかんと答えた。
翔子「只今、各方面から第4保健室 湊に侵攻中ー」
稜「…つまり、正義の味方部部室がターゲットなのですね?」
さつき「!!そんな!」
さつきが蒼白となる。征服部は色々なところを征服しようと活動してきたが、
よもやそのターゲットが味方部の部室になるなど考えてもみなかった。
翔子「まあ、場所が場所やから先に教えといてあげよかな。と」
さつき「ありがとうございます!」
翔子「礼なんか要らんよ。ほな、また後でなー」
そういって、翔子は元来た道に戻っていった。
さつき「はい!稜さん、すぐに戻りましょう!」
稜「稜が先行するです」
そういって、背中のウィングを立てる稜。
ソルセイバーの装備、ストリームフィンが起動した。
さつき「お願いします、稜さん!私もすぐ向かいます」
稜「行くです」
そして、赤黒の弾丸を思わせる速度で稜が駆けていった。
続いてさつきも追うように走り出した。
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