そんな、留美と真希の一部始終を眺めている者があった。 「くそっ!姉貴のやろう…!」 姉が泣きながら留美にぶちまけているのをみて、宗太は苛ついていた。 留美を襲って姉に止められた後、ぶちぶち文句を言う仲間と別れて、 自分の家の方へ向かった。そこで2人が話しているのを見たのだ。 自分が不良になる事で、家庭は崩壊した。 自分が影響して、家庭は変化し、自分が影響して家族は色々変わっていった。 それが宗太には気持ちよかった。しかし、さっきの姉貴の顔は清々しかった。 すっきりした、そんな顔だった。自分の事も吹っ切れたのかもしれない。 面白くない! 姉貴は色々と変わり、ついに自分の気に入らない相手を自分に襲わせた。 なのに、その襲わせた相手に慰められている。自分ではなく。 あの女の所為だ。あの女が関わった所為で、色々と狂ってしまったのだ。 あの女さえ居なければ、今までどおり面白おかしい事になるだろう。 宗太は、メールを出した。略称機能があるあて先にはallと書いてあった。 狂った針を戻すべく、狂った者が動き出す。何が正しいのかは既にわからなかった…。