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「…さて、これからどうするか…だな」

「じゃあ、私の家に来る?」

「…」

 先ほどより2割増くらい危険な気を感じた。

「えーと、何でそんな怖い顔するのかしら?」

「…家の場所、分かるのか?」

「ええ。向こうにある結界を抜けて、すぐの所よ」

「…いろいろ言いたい事はあるがもういい。早く帰れ」

 結界の方へ歩きながら話は続く。

「あら、貴方は来ないの?」

「俺が行ってどうする」

「世話してくれたお礼をあげるわ」

「別にいらない」

「…ふーん、それが「刀」でも?」

 相手の顔色が変わる。
家を出る際に見えた刃物のコレクションは、
やはり目の前の相手のものだったようだ。

「…どんな刀だ?」

「まあ、見てのお楽しみね。というか、私もよく知らないけれど」

 名刀なのは間違いないみたいだが、
それがどんな刀で何故うちにあるのかは分からない。
むしろ忘れた。

「妖怪の打った刀じゃないだろうな…?」

「きちんと人間が打ったものみたいよ」

「何で俺に刀をくれるんだ?」

「きまぐれよ」

「…分かった」

 そうこうしているうちに、結界の狭間へと着いた。
二人は、普通に結界を抜ける。
それは神隠しの主犯たる八雲紫の成せる業であった。


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